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ナマズ科

世界で約80種が生息するとされ、日本ではナマズ属(Silurus)の一属のみで4種が生息する。全ての種類に2対、計4本(幼魚期3対計6本、後に消滅)の口髭がある。背鰭は棘を持たない小さな背鰭で、腹鰭の後方にとても長く尾鰭にまで達する臀鰭を持つ。最近の研究ではナマズ属魚類に対して遺伝的に複数の系統が知られるようになり、ナマズでは大陸の系統と共通のもの、地域固有のものなど全部で4つの系統が日本に分布している。またナマズと近縁なイワトコナマズの系統においても国内外に少なくとも細分化した3系統が分布し、そのうち2系統が日本に分布している。​ビワコオオナマズの系統はこれまで1系統しか見つかっておらず、琵琶湖関連水域のみ分布している。この系統は国内のナマズ属魚類の中でも最も古くから存在している事が知られている。

ナマズ科のナマズたち

種の見分け方

残念ながら体色・模様や口の中の「歯帯」の形状だけで種を特定する事は出来ない

模様や色、上顎の歯帯の形状は変化に富む。

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ナマズ類は個体差間での色彩や模様の変化が大きい。問題なのが上顎にある歯帯(鋤骨歯帯と呼ばれる)の形状(ハの字に割れる、一枚に繋がる)でどの種が分かる、といった識別方法。これは2017年頃、主に釣り関連のSNSが出した誤情報である。

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