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アカザ科

Amblycipitidae

日本では1属2種で、いずれも日本固有種。アカザ属は中国や朝鮮半島に数多く産し、最大でも15cmまでの小型種である。日本産の2種は学術的に未整理な為、学名の振り分けや和名が決まっておらず、現状では分子系統樹からクレード1、クレード2と分けて呼ばれている。記載時の模式標本が見つかればどちらが「アカザ」でどちらが別種になるかはっきりすると思われ、ギバチとアリアケギバチ、ゴンズイとミナミゴンズイ※1と同じように再記載される見通しである。アカザ科はアカザ属と東南アジア等に広く分布するアンブリケプス属などがあるが、全ての種類に4対、計8本の太く短い口髭を持ち、背鰭と胸鰭に毒棘を持つ。また背鰭後方に非常に長めで高さの低い脂鰭を備える。アカザ属とアンブリケプス属では尾鰭の形状が異なる(円形と二叉型)。

※1 再記載ではなく学術的整理でゴンズイとされていた2種の内、ミナミゴンズイを従来種としゴンズイを新種記載。ミナミゴンズイは従来種であったが和名が新たに提唱された。

​アカザ科のナマズたち

種の識別方法 その①

2種の代表的な特徴として、まず体表に脱色斑があるかどうかでおおよそ識別が可能。但しアカザ・クレード1の老齢個体によっては不鮮明であったり、東北地方に多く見られるクレード1-4は脱色斑がぼやけて見えにくい系統なので他の情報も考慮して検討する。

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