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■ヒレナマズ
Clarias fuscus ((Lacepède, 1803)
ナマズ目ヒレナマズ科

解説
大きさは通常10~15cm前後、最大で25cm程まで成長する。主に河川上~中流域の、自然環境が良好な場所に生息する。夜行性で日中は岩の下や隙間などに潜み、夜間に泳ぎ出して水棲昆虫やエビ、小魚などを食べる。産卵期は5~6月頃とされ、横穴を掘って産卵するとされる。胸鰭の棘は強力で刺されると痛むとされる。空気呼吸ができ、数分に一度は空気を吸う為に水面に上がってくる。

▲背鰭と臀鰭は非常に長い為、この和名がある。口は横に広いがあまり大きく開かない。体色は暗褐色で白い側線が非常によく目立つ


▲頭部は骨盤が発達している様で大きく見える。口髭も非常に長く、ギギ科やアカザ科、ゴンズイ科と同じ4対計8本。しかし鼻髭と呼ばれる部位は圧倒的にヒレナマズが長い。胸鰭はよく発達し、浅瀬や陸上を這う時に匍匐前進する様な動きで進み、その時に左右に動かすことで前進する事が出来る(全て石垣島)。

▲ヒレナマズの雄(左)と雌(右)。石垣島にて。雄はアカザ属の様に頭部背面が筋肉質に盛り上がる。
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