top of page
gon2.jpeg

ゴンズイ科

日本では1属2種。ゴンズイ科魚類はインド洋や日本、オーストラリア~西部太平洋に数多く産し、ゴンズイ属では10種以上が知られている。近年の遺伝子解析ではミナミゴンズイに9系統が知られ、中には別種レベルに分岐しているものもあり、今後研究が進めばミナミゴンズイも何種かに分かれる可能性がある。全ての種類に4対、計8本の太く比較的短い口髭を持ち、背鰭と胸鰭に毒棘を持つ。臀鰭の基底は長く尾鰭と連続する。尾鰭の上部基底は背部にまで伸長するのでウナギの尾の様に見える事から英名でイールテールキャットフィッシュと呼ばれる。日本産2種はいずれも幼魚期にゴンズイ玉と呼ばれる密になった群れを形成する。分布域は基本的に分かれているが、近年は両種の生息エリアが重複する場所も分かってきている。

​ゴンズイ科のナマズたち

種の識別方法 

ゴンズイ・ミナミゴンズイ.jpg

ゴンズイ

ミナミゴンズイ

 2種は体型こそ似ているが、大きな特徴として背部尾鰭と臀鰭起始部の位置の関係性に違いがある。ミナミゴンズイは、ゴンズイの体型と見比べると臀鰭のはじまる位置が背部尾鰭起始部から見てかなり後ろにある事で区別できる。また、見えない部位としては鰓耙数がミナミゴンズイの方が多い。傾向的な特徴としては体表を走る2本の白い帯が、ミナミゴンズイでは腹側の方が太くより目立つ点などがある。

© 2021 RK's site Wix.comを使って作成されました

bottom of page