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■ミナミゴンズイ
Plotosus lineatus (Thunberg,1787)
ナマズ目ゴンズイ科

解説
全長30cmに成長し、ゴンズイよりも平均して大きくなる。紅海~西部太平洋に広く分布し、日本では主に琉球列島や奄美大島などで見られる。近年は高知県西部の沖合からも報告されている。サンゴ礁や岩礁の混じる砂底の沿岸に生息し、幼魚は汽水域にも侵入する。食欲旺盛夜間に小魚や甲殻類を襲って食べる。幼魚期はゴンズイ玉を形成する。

沖縄県石垣島のミナミゴンズイ。個体数はあまり多くない。若いうちはゴンズイ玉を形成する。日が暮れる前からゴンズイ玉が活動を始め岩陰から出ていく様子が沿岸で観察される。

上記同個体。ミナミゴンズイはゴンズイと比べて身体を走る白い線(帯)のメリハリがあり非常に力強い印象を受ける。水槽内で観察すると、身体に光沢感があり、ゴンズイよりメタリックなボディをしている。
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